フェイスのおもてなし
私が入社した日が美容室1号店のオープンの日。
所沢東口店 FACE FOR HAIR オープンでした。右も左もわからなかった私はただただパニックでしたね!【ありがとうございました】が、かみかみで、もう大変でした。汗!!!それはさておき、私たちFCAE FOR HAIRのおもてなしは、サロンに靴を脱いで入って頂く。サロンが家のような感覚。友達の家に遊びに行くような感覚で、サロンにご来店して頂こうということ。それがFACEのコンセプトでした。最近の美容室では、靴を脱いで・・・なんてことはないですよね。当時も珍しかったと思います。リラックスをして頂くという意味では、非常に良いことだったと思います。またこのコンセプトが生まれた理由に、弊社社長の関口から、料亭の下足番の話をお聞きしました。
ある料亭で、一生懸命お仕事をしている下足番がいたそうです。その方はお客様の靴をお預かりし、丁寧に下足箱にしまい、またお帰りの際には、お出しする。その中であるお客様が言いました。
お客様『支配人をすぐに呼んで欲しい』と。
下足番【どうかされましたか?】
お客様『いいから呼んでほしい』
下足番【どうかなされたのなら、私がお話しをお聞きします】
お客様は静かにこう言ったそうです
『靴を履いたら、びっくりしました。』と・・・・・
靴がピカピカに磨かれていたんだそうです。
それを支配人に伝えたいと・・・どうしてもお礼が言いたいと・・・
下足番【支配人は私です】
お客様はその時、何も言えず、ただただ握手をしてまた来ます。と言葉を残し、料亭をあとにしたどうです。
そのお話を聞き、私たちも、少しでもお客様に喜んで頂きたい。という想いで、私もお客様が脱いだ靴をお預かりし、ピカピカに磨いていました。些細な事ですが、その時は気が付かなくても良いんです。電車に乗っている時、また家に着いた時、ふと足元を見た時に、「あっキレイになってる」と心が温かくなって頂けたら!という気持ちで、それが私の1年目の大切なお仕事でした。そのように見つけてくれた時の小さな感動を想い描き、それを想うと、とても幸せな気持ちになっていました。
どんな小さな事でも、一生懸命やることが【やりがい】になっていきます。このようにお客様に携われる事に感謝し、サロンを出てから小さな感動を与えられることに喜びを感じ、本当に毎日充実していました。仕事は選ぶものではない。好き嫌いで判断することでもない。
一生懸命やることで、やりがいを感じ、それが楽しさにつながる!!
未来の美容師へ
仕事が合わない、イメージと違った!
そんな言い訳やめましょう!
自分自身に甘えているだけです。
だってそうですよね!
一生懸命がやりがいになり、楽しさにつながっているんですから!!
明日もhappyに生きよう!!
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